記号の裏側に隠した「景色」の話。

記号の裏側に隠した「景色」の話。

春の光が差し込む部屋で、丸っこい形をした色たちが呼吸している。

これは、TESHIKIを始めて少し経った頃に撮った、大切な一枚です。

当時は、ただの「グレー」や「ネイビー」という記号で呼ぶのが、なんだか味気なく感じて。

生地の表情を見つめながら、密かに「景色」の名前をつけて呼んでいました。

 

 

私には、この色たちがこんな風に見えていたんです。

• 「霧」→ 今の NO.2 MIST GREY 

自分を優しく包み込み、余計な情報を遮断してくれる静寂。

 

• 「夜」 → 今の NO.3 DARK NAVY 

すべてをリセットし、深い眠りへと誘う闇。

 

• 「光」 → 現在販売していませんが NO.4 MUSTARD

闇のあとに必ず射し込む、希望の色。

 

• 「葉」 → 今の NO.22 EMERALD 

生命力あふれる、瑞々しい季節の象徴。

 

なかでも「霧(MIST GREY)」は、あの頃も今も、変わらず私を支えてくれている原点の色。

時が経ち、ブランドが育っていく中で、名前は記号としての「NO.2 MIST GREY」に変わりました。

でも、その色に込めた「静かな時間」という想いは、むしろ年を重ねるほどに深まっている気がします。

実は今、ラインナップから外れている「光」を、また今のTESHIKIの景色の中に並べてみたいな……なんて企んでいたりもして。

ずっと変わらないものと、これから新しく始まるもの。

今週は、そんなTESHIKIの原点である「霧」の優しさに包まれて、 今の自分の呼吸を、そっと整えてみませんか? 

鏡の中の自分を見て、ふっと深い呼吸ができる。

そんな「霧」の魔法が、あなたに届きますように。

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