
下着をゆるめると、体型が崩れてしまう気がする——。
実はこれ、たくさんの女性が心のどこかで抱えている不安です。
そして私自身も、TESHIKIとしてアンダーウェアを作り、毎日身につけるようになってから
どこかでずっと感じていた小さな不安でもありました。
「これだけ楽だと、どこかに影響が出るんじゃないか…?」
「締め付けない下着を作ってもいいのかな?」
年齢や出産による体型の変化も重なり、
胸は授乳後に小さくなり、お腹周りには皮下脂肪が少しずつ増えていく。
それが“変化”なのか、“下着のせい”なのか、分からなくなる瞬間がありました。
でも、たくさん学んで、たくさんの身体を見て、
自分の体とも向き合ってきた今の私が言えるのは、ただ一つ。
締め付けない下着は、体型を崩すものではありません。
むしろ「本来の身体が自然に働ける状態」をつくってくれる存在です。
ここでは、その理由と、知ってほしいことを、やさしく・丁寧にまとめました。
体型は“下着で決まる”のではなく、姿勢と筋肉と生活習慣で決まる。

胸が垂れる。
お尻が下がる。
お腹がぽっこりする——。
こういった体型の変化は、
実は 下着よりも「姿勢」「筋肉の使い方」「生活習慣」の影響が圧倒的に大きい のです。
✔ 座り方(骨盤後傾)
✔ 肩の巻き
✔ 呼吸が浅い
✔ 歩く時間の減少
✔ 体を固定する時間の長さ
これらが、体型の“形”を変えていく主な要因。
つまり——
**締め付ける下着だから体型がキープされるわけではないし、
締め付けない下着だから崩れるわけでもありません。**
締め付ける下着の役割と限界

補正下着には、その役割があります。
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胸やお尻の形を“見た目上”整える
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ボディラインをスッキリ見せる
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姿勢を一時的に保持する
ただし、それはあくまで
「着ている間だけ」作用する“見た目作りの道具”。
脱いだ瞬間に元に戻るなら、
それは“本来の身体の状態”が変わっていないということ。
さらに、強い締め付けが続くと
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呼吸が浅くなる
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血流が滞りやすい
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筋肉が働きにくくなる
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むくみや冷えの原因になる
というデメリットも。
“キレイに見えること”は悪くないけれど、
“キレイな状態を保つために身体が働けなくなる”のは本末転倒だと私は思っています。
では、締め付けない下着のメリットは?

締め付けない下着は、
身体を固定せず、「本来持っている動きや機能」を取り戻してくれます。
✔ 呼吸が深くなる
→ 胸郭が広がり、姿勢が自然に整う
✔ 血流が妨げられない
→ 冷えやむくみの予防に
✔ 筋肉が自分で働ける
→ お尻・胸・お腹などの“自然な位置”に戻りやすい
✔ 心地よさが続く
→ 日常のストレスが減る
✔ 自分の身体の声が聞こえるようになる
→ 無理して締め付けていたことに気づく人も多い
つまり、
締め付けないことは「自由に戻すこと」でもある。
これは体型を崩すどころか、
むしろ“本来の体”に戻るサポートになることもあるのです。
それでも不安だった、私自身の話

TESHIKIを着始めてから、私はずっと思っていました。
「楽すぎて、崩れてない?」と。
だって本当に楽なんです。
寒い日も、暑い日も、畑作業の日も、旅行の日も、
どんな時でもTESHIKIの下着で過ごしてきた。
その快適さの裏側で、
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年齢による自然な変化
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出産後の変化
-
忙しさによる生活習慣の乱れ
こういった“本当の原因”を、
どこかで下着のせいにしていたのかもしれません。
でも実際に学んで、自分の体と向き合ってみたら——
変化の理由はほとんどが、年齢と姿勢と生活習慣だった。
そして、TESHIKIはむしろ“私の毎日を軽くしてくれていた”と気づいたんです。
それからはもう迷わなくなりました。
自分の身体と心に合う下着を選べばいいだけだ、と。
TESHIKIの下着は体を“整えよう”とはしません

でも“邪魔をしない”ことを、とても大切にしています。**
TESHIKIのPANTSもBRAも、
体を固定しません。
寄せません。
形を作りません。
でも、その代わりに——
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動きを邪魔しない
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血流を妨げない
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呼吸を浅くしない
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あなたの身体が“本来の形”に戻る余白をつくる
そんな下着です。
身体を変えるのは、下着ではなく“あなたの毎日”。
TESHIKIはその毎日にそっと寄り添うだけ。
締め付けない下着を選ぶこと

締め付けない下着を選ぶことは「楽する」ということではなく、
「自分を大切にする」という選択なのだと思います。
楽であることは悪いことではなく、
むしろ身体にとっては必要なこと。
そして“心地よい”は、“美しさ”と必ず繋がっています。
体型が崩れるかもしれない——
そう思っていた昔の私に、もし声をかけられるなら言いたい。
大丈夫。
あなたの身体は、あなたが思っているよりずっと賢いから。
締め付けないから崩れるのではなく、
締め付けないことで気づけることが、たくさんあるはずです。